GoogleのAI検索エンジン 最新のRankBrainとは?

2017-09-15

皆さんは、『ジョン・ジャナンドレア』という人物を知っていますか?

もし彼の名前を知っている人は、相当なGoogle通か、もしくはAIや検索システムに関するテクノロジーに詳しい方かと思います。

彼は、グーグルの人工知能(AI)部門の統括責任者でり、かつ、検索エンジン関連の責任者を兼任している、スーパーすごい人とだけ言っておきましょう!

 

なぜ、AI部門と検索エンジン部門の責任者が一緒なのかは、人工知能を利用したテクノロジーが、Googleの基盤の今、そして未来を支えていることに他なりません。

 

2015年にGoogleは、RankBrain(ランクブレイン)が使っていると発表しています。これを簡単に言いますと、『検索ユーザーが、何をどういった目的で、探しているのかを、自動的に学習&予測し、そして、そのユーザーが求めている最適なコンテンツを導きやすくる。』新しいAIを利用したアルゴリズムです。

 

具体的な例でいえば、昔の検索エンジンであれば、例えば検索窓に、『CM 車の歌 かっこいい』と入力して検索しても、検索ユーザーが考えて探している情報を、的確に検索上位に表示できませんでした。

しかしながら、本日現在2017年においては、同じ『CM 車の歌 かっこいい』で検索すると、ホンダ(HONDA)のSuchmos(サチモス)の『STAY TUNE』と、的確に上位に表示して返してくれます!

cmのメーカー名や、曲のフレーズ、頭文字なども必要ありません。これってすごいですよね!ほとんどのユーザーにとって、これが求めていた検索結果になると思います。

 

Googleが特に注力しているAI技術の根幹となっているのが、『ディープランニング(深層学習)』ですが、これは、データの価値判断基準やそのルールをコンピュータ自体が自動的に作れるのが特徴です。

この基礎的な考えは昔からありましたが、コンピュータの演算性能、特に近年のGPU性能の飛躍的な向上により、理論から実用できるレベルに移行しています。ちなみにGoogleの場合ですが、1秒間に数百万もの検索クエリの大規模処理を、行っています。

ちなみに、Googleだけではなく、色々な分野で既に実務レベルで使われ始めています。皆さんの生活や仕事現場でも、すぐ近い将来より身近になってくることでしょう。但し、ディープランニングは、非常に賢いですが、但しまだまだ万能とはいえない状態であることも付け加えておきます。

 

さて、皆さんが気になる、検索エンジン(SEO)対策も大きく変わるかというと、そうではなく、今で通り、ユーザーにとって価値のある情報を提供することを重要視して大切にサイトを育ていく、つまりコンテンツを充実していけば、新しい検索AIのアルゴリズムも特に気にすることはありません。『求めている人に、価値のある情報を!』忘れないでくださいね。

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